縫製代金などの振り込み

この日の午後、
2つの振り込みをしに銀行へ向かった

1つ目は人民元で洗濯タグ業者への代金支払い
2つ目は米ドルで花株式会社に振り込み

なぜ中国の銀行(私の口座)にある人民元を
米ドルで中国の会社に振り込むのかというと
花株式会社は貿易の会社も荷っているため米ドル勘定のほうが
税金的に優遇されるのだということを以前聞かされた
そのため、もし私が人民元で払うのであれば代金は少し高くなるのだという

話は戻り、
中国で振り込みをするのは初めてで
ATMでできればいいのに・・・と思いながら行くと
入り口にいる銀行の接客係(?)に
「ATMでは無理です。こちらの用紙に記入して番号札を持ってお待ちください。」
と言われて必要事項を目の前に貼り付けてあったサンプルを見ながら書いた

自分の順番がきて
両方の用紙を出すと
銀行員に
「他通貨での振り込みはこちらではできません。
振込先の中国銀行に直接必要な米ドルを持っていき行ってください。
今、お客様は人民元しかないんですよね?
こちら(私の口座のある銀行)で両替しますか?」
といわれたので
「わかりました。じゃ、とりあえずこの口座にあるお金を
必要な米ドルだけ人民元を替えてください。」
と伝えパスポートを渡した

しばらく待っていると
銀行員が米ドルの束を持って裏から出てきた

ただ、目の前に座るなり
何か難しげな顔で説明をし始めた
彼の話していることは私には難しすぎて理解ができなかった
なにやら中国人の友達はいるか?
いるなら明日その人と来いと言っているように思えたが
いまいちよくわからなかった

そこで、花株式会社の朴さんに電話をして
銀行員が何をいいたいのかを聞いてもらった

内容はこういうことだった

中国では外国人に米ドルを売るのは「一日500ドル(4万7千円くらい)まで」と決まっている
そのため、もし私が振り込みに必要な額を両替するのであれば
何日も銀行に来て一日500ドルずつ両替する必要があるとのことだった
そして、一気にしたいのであれば
中国人の友達ときて、その人にお金を渡して
私のパスポートではなく、その人の身分証で交換をすれば
一気に全額両替ができるとのことだった

朴さんは
「とりあえず、必要な人民元を明日会社に持ってきてください。
部長(朴さんの上司)と話してどうするか決めましょう。」
ということで話がまとまった

中国に外貨に対するそんなルールがあるとは思いもよらなかった