花株式会社(後半)

花株式会社のオフィスからまずタクシーでモノレールまで移動し
そのあと、40分ほどかけて工場へむかった

花株式会社のもつ3つの工場のうちの1つがそこにある
到着したころには日が傾きかけていた

工場についてすぐに
生地倉庫に案内された

そのときに見た生地は想像以上だった
工場にある(今は眠っている)生地が
王工場長のところを1とすれば
花株式会社は30~40程度あった
また、部長が「ここにあって、もし足りなくてもまた買えばいいだけ」と話していた

生地を見ているときにも
「これは天竺ですね」
「この生地とかはどうですか?」
「この量だと、多分50着は作れますね」
など
副部長の朴さんは一つ一つ生地の説明をしてくれた

生地選びは30分~1時間くらい掛かったが
生地の種類も量も多い分、比較的すんなりと決まった

また、王工場長のところでは諦めていたシャツの生地が見つかった
(作る作らないはコストによりけりだが)

花株式会社の場合
・アクセスが容易
・さまざまな雑務をまとめてしてくれる
・生地の心配はほとんどなし
・日本相手に慣れているため、サンプル作成などはクライアントの意思をくみ取って行うことができる
・小ロットでも製作可能(その分コストは高くなるが)
など
メリットは多いのだが

反面
大きな会社のため費用がかかる
例えば、王工場長の工場では1着500円で作れるものが
ここでは550円する

考えた末
王工場長のとこでは比較的シンプルなものを頼み
花株式会社ではそれ以外を頼むことにしようと思った

また今回の訪問で、
縫製工場以外に
職員の寮・プリントや刺しゅうの作業場などを見学した

すでに2つのタイプのサンプル依頼をしている
サンプル完成は4月7日