新しく始めたこと(事業)に対して先が見えないからこそ原点に戻ることが最も効果的という話

ここ数日、リスティング広告も「0」表示続きで
少し落ち込んでいた

結局、「俺は砂漠のど真ん中ででハンバーガー屋を開いてしまったんじゃないか」という感覚

ただ、この気持ちを乗り越える気持ちを取り戻したので
その理由(方法)を書いておこうと思う。

結論から言えば、
原点の考えに戻ったことで再び気持ちが戻ったというだけ

今の自分が取り組んでる新しい会社は、
この業界の既存のビジネスモデルが機能しなくなりつつあるために
新しく立ち上げた会社なのであって
最初から順風満帆で行けるとは、
現株主兼前会社の社長を含め誰も思っていない

こいつなら何とかできるんじゃないかと
出向させたのが前会社の社長

要するに、普通なら負ける戦いの中
本当に負ける可能性が高いのかを調べるような
「出来ないことを確かめること」が自分の役割なのではなく
「どうやって勝つかを考える」ことが自分に求められている役割なのだと
再認識できたのことが今回の答え

少し掘り下げて話すと・・・

この業界(白蟻業界)にいる人間で先を見て動いている人間なら、
あと10年から長くとも20年くらいで逃げ切れる世代じゃなければ
ほかの仕事を探すんじゃないかとも思っていた

だからこそ、前の会社は
そんなことまで考えていない人間だけが残り
そして、何も変わらない、変わろうとしない
ぬるま湯の状態に陥っている(言いすぎだとも思うが事実)

当たり前のように、変わらなくても給与は支払われるし
会社の売り上げが落ちていなければ社員の権利は主張する
ま、別に(今は)業績が落ちているわけでもないので仕方ない

しかし、先のことを数字で計算すればするほど
落ちていくことが目に見えてくる(というか自分はそう見える)
一番の要因は、戸建て住宅業界の変化で
飯田グループを含めた、全国レベルに展開するビルダーが増えたのが要因でもある

これから予想されること、危険性を話し、
このまま、今のままやっても先が見えているからこそ
打開策として新しい方向に進まないといけない
と言い出した自分と
それに気づいていた(のか、話して気づいたのかわからないが)前社長

この施策がうまくいけば
次のビジネスモデルとして確立できるだけでなく
今の収益(現時点では全く悪くないと思うが)も一気に改善できるだけでなく
次の一手を打ち、地方の有力プレーヤーから
イノベーター的な位置すら獲得できる希望も含んでいることも事実

こけたら、自分だけを切ればいいだけの話
自分が前社長であれば同じことをしたと思う

この世界は新しいモデルが生まれると古いモデルは消えていく

レコードから、CDとカセット
カセットからMD
MDから、MP3
MP3から、デジタル配信(サブスク)
と常に新しいビジネスモデルが生まれて古いものが消えていったのと同じく

今のこの業界はちょうどその変革に時期なんだろうと感じる
だからこそ、最近新しい新規プレーヤーを目にすることも増えてきた

ここからは、
次の世代が次の世代のやり方で変えていく時代

これがうまくいかなければ
この会社だけでなく、どこかのだれかが生んだモデルに飲み込まれ
今の会社たちは時代とともに縮小(最悪の場合、淘汰)される時代が来るだけ

普通に戦えば負ける戦だからこそ
誰も戦わず持久戦で耐えている
誰も勝とうとはせず、どうやって終わりまで耐えられるかを考えているしか過ぎない

ここから先は、突然変異が生まれ新しい時代を作る
要は頭の使いようが試されている

ここで負ければ、
これから自分は何をしても同じだろうと思っている
5を、7や8にすることは今までも自分でもできてきた
ただ、衰退する業界を現状維持で売り上げを増やしたところそれは未来を先に消費しているだけ
ここからは、0を1にすることが出来なければ
会社だけでなう、将来の「自分の夢」すら実現できない

自分が次のステップに進むための最初の試練なんだと思えたら
俄然、やるしかないという気になってきた