実は、中国元の手持ちは現在100万円分くらいしかない
いきなり
なぜそんなことを暴露するかというと
本来であれば、これがなくなっても
売り上げ(日本円)を中国元に替えて
また次の生産を依頼しようと思っていた
要するに
100万円分のRMB(中国元)で1回目の発注をし
売り上げの中から円を中国元のために中国の口座に送金(振り込み)し元に替えようと思っていた
昨日、運送会社のJulie社長が突然聞いてきた
「製品ができたあとの発注後の支払いはどうするの?」
私が
「今手持ちのお金でまずは振り込みで工場に払って、次回からは日本円を中国の私の口座に送金して、そこから払う」
というと
「それは異常だ・・・」と言われた
実は、私も昨日話を聞いて初めて知ったことだが
中国政府が中国元の管理のため
海外からの中国の口座への送金は年間5万ドルと決まっているらしい
5万ドルといえば
今1ドル90円程度なので約450万円くらい
それ以上の送金はできない
売り上げが上がり発注量が上がれば規制の対象となるらしい
(もちろん手持ちの円を中国の銀行で元に替えるのは問題ない)
これを回避するためには2つある
一つは、貿易会社をこっちで作ってしまう
そうすると、日本円→中国元のやり取りなどは好きなだけ出来る
ただ、貿易会社を作るには
20万ドルの資金と3カ月以上の時間がかかるらしい
(私の状態を話した時にJulie社長が知り合いに電話してすぐに聞いてくれた)
もう一つは、
アパレル商社に頼み、窓口を請け負ってもらう
そうすることにより日本円での取引が可能となる
通常、商社が金銭の受け取りや
商品の工場への生産・発送などすべてを取りまとめる
通常はそうだが
商社を通すと無駄な経費がかかると避けていた自分からすると目からうろこというか
そんなことがあるのかという感じだった
あまりにも自分の知識がなく
全部が把握しきれず断片的な感じでしかまだ理解できていない
今後、またくわしく聞いて少しずつ覚えていこうと思っているが
今回の一件でわかったのは
次からは商社を通したほうがいいのではということだ
Julie社長の紹介で
工場を持っている知り合いを紹介してもらえることになった
また、生地もそこにあるから一度作るものと見積もりを出してもらって
今のところと同等なのであればそこと取引するのもどうかということだった
Julie社長と出会ったのは
本当に何かの縁なのかもしれない
また、今の工場との取引もできれば続けていければと思っている
王工場長との関係も大事だし
縁と言うのはできるだけ大事にしたいと思う
そのためには自分がスイケンを大きくしていくことで
それは可能になると思っている
Julie社長が私に言った言葉
「私たちが、輸送などに関してバックアップはすべてする。
あなたは余計な心配はせずに、あなたがやるべきことに集中しなさい。」と